米国政府、中国通人材の育成に注力! [記事から読む-“これからの中国経済”]

米国政府、中国通人材の育成に注力=清華大学へエリート20人送り込む - "Record China" 記事より-

china record.png
China Record((http://www.recordchina.co.jp)

“2010年4月24日、香港紙・経済日報によると、米国政府が“中国通”の人材育成をこれまで以上に強化している。25日付で環球網が伝えた。

人民元切り上げや台湾問題、チベット問題から両国の国民生活にかかわる問題まで、米中間には多くの問題が山積しているにもかかわらず、米国政府には中国問題のスペシャリストがあまりに少ないという。

米中関係が複雑かつ重要になっている現在の情勢を受け、米国政府は国防総省や国土安全保障省、航空宇宙局(NASA)などから約20人のエリートを中国・北京の清華大学の 特別クラスに送り込むなど、中国事情に明るい高級官吏の育成に力を注いでいる。3月18日にはジョン・ハンツマン駐中国米国大使が「米中関係が複雑になっている現在、両国はお互いのことをより深く知る必要がある」と清華大学で行った講演で話したばかり。

一方、中国では故・トウ小平氏が米中関係の重要性と複雑性を指摘し、1978年に始まった「改革開放」政策以降かなり早い時期から米国の研究が行われているほか、多数の留学生が米国へ送られている。”(翻訳・編集/岡田)

oecdへの海外留学生数.gif
各国の海外留学生数

去年の“Record China"に掲載された記事だが、この記事を読みながら果たしてアメリカだけの話として済まされる内容だろうかと考えさせられる。

中国の留学だけではなく年々減少している日本の外国への留学生数。かつては、遣隋使、遣唐使に始まり、近世では明治維新など歴史的にも海外留学派の影響は、日本の発展に少なからぬ、いや多大な影響を与えてきた。

不景気のどん底に喘ぐ今の日本こそ、多くの若者たちの海外進出を奨励したい。

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中国の日本人留学生

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コメント 2

お節介じいさん

中国が経済発展するにつれて、アメリカは中国を軽視できなくなってきているということでしょう。アメリカの大学では、日本語科や日本語教室が減少或いは廃止の傾向にあり、日本語に代わって中国語科を新設するところが増えているとのことです。
ところで韓国は現在、空前の留学ブームだそうですね。米国や中国など、どこの大学でも、韓国人留学生でいっぱいの状態。それとは逆に、日本人は内向き思考ですから、留学や海外赴任を嫌がる傾向にあります。内向きの安定志向の日本人と外向きのチャレンジ精神の韓国人。日韓両国民の意識は対照的ですね。
by お節介じいさん (2011-09-17 09:32) 

watashin

長期的な国家の戦略を国民に提示し、その計画の元で、未来の人材をいかに育成していくのか、政府にも民間にもこれといった理念が感じられません。憂いるばかりです。

by watashin (2011-09-21 18:54) 

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