〈新シリーズ〉 -韓国における中国観- [HOT NEWS]

〈新シリーズ〉 “-韓国における中国観-” を始めるにあたり…

ここ10年間以上、毎年10%前後の経済発展を続ける中国に対して、日本と韓国では相当認識の差があるのを感じます。
韓国では、中国に対してどのような認識を持ち、どのように対処しようとしているのか、韓国のマスコミを通して伝えられる韓国の“対中国”に関する情報を、お伝えしたいと思います。

第1回目は、すでに韓国ブログには掲載しましたが、韓国SBS CNBC テレビで放送された、 韓国アナリスト第1号の沈根燮(シム グンソプ)氏のインタビューをご紹介いたします。

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韓国アナリスト第1号の沈根燮(シム グンソプ)氏

“国内アナリスト1号である沈根燮(シム グンソプ)氏は、SBSとのインタビューで、アナリストを夢見る若者たちに、巨視的な洞察力で英語と同じ水準で、中国語に慣れるように期待した。”

“-日本が、1980年代に世界最大の債権経済大国になる-”

“最も市場を揺るがした出来事は、証券市場の特性上、事件があまりにも多くて、むしろどれが一番大きな衝撃だったのか思い浮かびません。
その代わり韓国経済の発展を切実に願う立場から言いますと、1960年代から脚光を受け始めた日本が、1980年代には、ついに世界最大の債権国になったほどの経済大国になったことでした。”

“韓国が20年余りの時差を置いて、日本のように成長できるといった楽観的な信念を持って生活しました。最近、韓国の主力産業である電子、自動車、造船などは、日本と肩を並べるか、むしろそれ以上になった分野もあることをとても自負しています。”

“1997年末の外貨危機は、私が市場を離れた9ヶ月後の事でした。OECD加入で外貨金融市場は、対外的に開放されながら、為替政策は姑息的で間違った判断が大きな災いのもとになったと思います。

“-脆弱するアメリカ経済、若者たちよ!中国語を克服せよ!-”

“アナリストたちを目指す後輩たちに一言忠告するならば、『中国語を英語と同じように克服するように』ということです。”

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中国経済発展の象徴、“上海”の夜景

“21世紀を迎え、中国経済は上昇し、アメリカは極度に脆弱化しながら、英語圏の媒体が正確性、正直性を失っています。中国は、本来人口が多く、歴史が長いのに加え、最近では工業力と余裕資本まで蓄積しました。これをパターンとしてなのか、中国媒体の幅広く率直な討論文化が大きく向上している中、若者たちは、これから大勢となってきている中国を中心とした、地球村にある各種投資物を、数十年先を見越して分析する姿勢が必要だと思います。”

韓国アナリスト第1号 沈根燮(シム グンソプ)氏
1963年11月大学卒業と同時に証券取引所の新入社員を始めとして、1997年2月韓国の大手である大宇証券の専務理事を退職するまで33年間調査分析業務に従事した。1982年から1987年にかけて会社から支援を受けてアメリカ留学を繰り返した。

(記事元 : SBS CNBC TV経済 http://sbscnbc.sbs.co.kr/read.jsp?pmArticleId=10000142661)



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お節介じいさん

(新シリーズ)に期待します。
それに在韓華僑の韓国観も知りたいですね。
実は私は初めて韓国を旅した時、あまり韓国語がしゃべれなかったので、知り合った友人は華僑ばかりでした。彼らと中国語で朴政権批判をやりました。それに親しい華僑朋友と済州島や慶州など、韓国のあちこちを旅しました。旅人宿(安宿)で、夜遅くまで二人で焼酎を飲みながら、語りあったのが、懐かしい思い出になっています。しかし当時知り合った華僑朋友は現在、殆ど台湾やアメリカ・カナダに移住しています。彼らの話では、韓国は華僑に対する差別がひどくて、商売をするにしても、いろいろとハンディキャップがあるそうです。韓国で華僑文化が栄えないのは、韓国政府による華僑差別政策のためだそうです。韓国社会は排外的なので、外国人には住みにくい国のようですね。
by お節介じいさん (2012-01-03 22:31) 

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