トヨタ、中国でHV電池など生産へ (asahi.comより) [記事から読む-“これからの中国経済”]

トヨタ、中国でHV電池など生産へ

トヨタ自動車は、国内でしか造っていないハイブリッド車(HV)のモーターや電池などの基幹部品を中国でも生産する方針を固めた。中国は世界最大の自動車市場ながら、トヨタは欧米勢に比べ苦戦中。強みのあるHVで現地化を進めることで中国重視を鮮明にし、シェア拡大を図る。

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トヨタ ハイブリッドエンジン

トヨタの吉貴寛良常務役員が3日に中国・天津であった国際会議で講演し、「モーターや電池など、次世代車のカギとなる部品の国産化(中国での現地生産化)を検討していく」と述べた。

中国自動車大手の第一汽車集団との合弁会社で11月から生産を再開するHV「プリウス」などで使うモーターや電池について、日本からの輸出を「できるだけ早く現地生産に切り替える」(トヨタ首脳)方針。すでに準備に入っており、2013年にも実現する可能性がある。

トヨタは、中国のほか、欧米や豪州、タイでもHVを海外生産している。だが、燃費や走行性能に直結する重要技術の流出を避けるため、基幹部品だけはすべて日本で生産し、各国に輸出する方針を採っている。

レクサスGS450h.jpg
ハイブリッドエンジンを搭載した『レクサスGS450h』

方針転換に踏み切る背景にあるのは、中国を巡る特殊事情だ。トヨタの乗用車シェアは11年上期で約5%と他の新興国に比べて低く、HVも浸透していない。加えて、HV生産に欠かせないレアアースの9割を握る中国は輸出を抑制している。基幹部品の現地生産を求めている中国政府の希望に応えれば、レアアースの安定調達につながりそうだ。

(記事元-http://www.asahi.com/world/china/news/NGY201109040022.html 2011年9月5日)
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